CADとは

「CAD」という言葉をご存知でしょうか。CADとは、建築や工業製品の設計・製図など、コンピューターを使って行うためのシステムで、Computer Aided Designの略となり、現在では建築用・建築設備用・土木用・機械用・電気・回路などさまざまな分野で幅広く使われています

その開発の歴史は、まず1950年代頃にアメリカで起こったCADシステムの研究に始まります。日本はアメリカに約10年遅れてからのスタートとなりましたが、大企業が開発し急速に普及してきました。現代のようにパソコンがない頃は、大型のコンピューターを用いるCADシステムが主流でしたが、その後、対象は大型から小型コンピューターへと変わっていき当時は「MICRO・CADAM(マイクロキャダム)」や「Auto CAD」が使用されていました。1980年代に入ってからパソコンを用いるCADシステムのソフトウエアが急速に普及し、現在に至ります。

計には複雑な計算が必要となりますが、CADを使用することでパソコンがその複雑な計算を速く正確に行います。製図用途により2種類のCADがあり、正面図・側面図などの平面的な図を描く2Dと立体的な図を描く3DのCADに分けられます。近年では、3D映画や3Dプリンターといった分野が広がっており、3DのCADはアニメーション化することによってあらゆる分野で活躍できます。このようなCADは、現在でもさまざまな企業が開発し販売していますが、そのなかの「Auto CAD」は、アメリカの企業であるオートデスク株式会社が開発した汎用のCADソフトウエアで、建築設計業界やエンジニア、デザイナーなどさまざまな業界で使用されています。